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FPパネル工法


私がこの高気密高断熱FPパネル工法の家に出会ったのはかれこれ7年くらい前です。

新築のお客さんの家を訪問する仕事だったので、年に100件以上新築におじゃましたのですが

特に冬場は玄関先は寒くてつらかった事が多くありました。

当然訪問する私はお客様ではないので、家の中におじゃましても暖房されているのはリビングのみで

日が当たらない2階などは外よりも寒いことがよくありました。

ただ、雪が降る冬に、そんな家の中で異様に暖かく、暖房臭(ストーブなどの灯油の燃える臭い)が全くない家がありました。

これは床暖房だろうと思い、覚悟(たいていの家はリビング、台所、1階便所のみが床暖房)して2階へ上がらせていただきましたが

施工中のFPパネル。柱との接合部分すべてにアルミシールを施工。電気配線部分はウレタン注入。気密施工徹底してました。

2階も異常なほど暖かいのです。作業途中に汗をかくくらいでした。

このお客さんに聞いたところ「うちはFPの家だから24時間暖かいよ」との事でした。

スゥエーデン製木製高気密仕様玄関サッシ。

子供が大きくなりアパートでは手狭になってきたので、お金もないくせに家を買う事になってしまいまいした。

いろいろ展示場を廻ったのですが、やはり冬に廻ったFPパネル工法の家は妻共々衝撃的でした。

外は0度近くなのに、家の中は20度以上なのです。ふつう暖房していれば当たり前なのですが

驚いたのはすべての部屋、クローゼット、トイレ、風呂が20度以上なのです。

FPの営業マンも、他のメーカー、工務店がキッチンの色や家の収納を妻に説明するのと違い

いきなり壁の断熱材と24時間換気の話を中心に進めていくのです。

わたしは大変疑い深い性格なので、カタログや説明書をもらいインターネット(あのころは電話回線だった)

で勉強したり、実際に住んでいる人(実は上司)に話を聞いたりしました。

そこで何度も出てきたキーワードは C値 Q値 24時間換気 でした。

24時間換気システム外気導入口。平成15年より24時間換気システムは新築家屋に取付義務化されました。

説明等はリンクを参考にしてもらうとして、3年住んだ感想なのですが、すごくいいです。

冬は暖房器具(温水ルームヒーター)1台のみで設定温度22度で1階、2階全室20度以上です。

どの部屋も大変暖かく、特に風呂場とトイレは他の部屋と全く同じ温度なので子供にも安心です。

家族全員冬でもはだしですし、こたつはありません。

夏は1階、2階に各1台ずつのエアコンで24時間全室冷房してます。

24時間換気で排出口は押し入れとトイレと風呂なので、風呂などは次の日に完全に乾燥してます。

電気代は夏場15,000円、冬場13,000円くらいです。

もちろんIHヒーター、電気温水器込みです。

各部屋の温度差がなく大変べんりなのですが、欠点もあります。

高気密なので、音が異常に反射することです。外の音はほとんど聞こえないのですが、

中の音、特に掃除機の音でテレビの音が聞こえなくなるぐらいです。

また、1階台所でカレーを作ると家中カレーのにおいになります。トイレまで。

24時間換気システムのおかげで3時間ほどで臭いは無くなるのですが。

樹脂製ペアサッシが標準装備です。全く結露しません。

また、特に冬場は乾燥します。家中で結露を全くしないのですが、逆に乾燥しすぎるので

加湿器をつけています。洗濯物は部屋干しで一晩で乾きますが。

外断熱(ソーラーサーキット等)、内断熱工法等(FPは内断熱)いろいろ諸説ありますが

これから家を建てられる方は候補にしてみてはいかがでしょうか。

今回はマジレポートでオチがなくてすみません。

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